少子高齢化による恋愛格差

ご存知の通り少子高齢化が進んでいる。様々な業種における人手不足、縮小していくばかりの経済、維持できなくなるインフラ、、、少子化対策待ったなしなはずなのだが、どうやら日本政府は本気でこの問題に取り組む様子は無い模様だ。少子化対策に関しては、いろいろ言いたいことはあるのだが、それは別の機会にゆずるとして、ここでは少子化対策の恋愛市場における影響を考察してみることにする。
人口推移動向
年々、出生数が減少している。2017年の出生数は約94万人である。対して2007年の出生数は109万人である。実に10年間で1割強生まれる赤ちゃんが減っているのである。したがって、人口ピラミッドは年寄りほど多く、若者が少ない逆ピラミッド型になっていくのは必然だ。下図に示したのが、国土交通省資料から引用した人口構造の変化だ。1950年にはきれいなピラミッド型だったのが、2000年にはつぼ型、そして2050年には逆ピラミッド型になることが示唆されている。おそらくもう少子化対策は手遅れであり、この予測はそう変わらないだろう。
2018年の年代別人口を見てみよう。
- 40代 男性960万人 女性940万人
- 30代 男性780万人 女性750万人
- 20代 男性640万人 女性610万人
20代と30代の人口の差はそれぞれ140万人である。約18%減である。これが恋愛市場においてどう影響するのか。

少子化の恋愛市場への影響
年齢による恋愛市場における市場価値を考える。これはかなり批判があるかもしれないが、女性の市場価値の高いプラチナ年齢は20~30歳となろう。男性の市場価値は40歳程度までは維持される場合が多い。なぜなら、出産しなければならないという要因があるので、男性から見て市場価値が高いのは健康的な若い女性である。一方で男性は、優秀な遺伝子を残すと同時にその後女性と子供を守っていくことが求められるため、経済的かつ精神的余裕がある男性の価値が高い。したがって、女性よりも市場価値が維持されるのである。
以上より、女性は男性に比べて毎年自由恋愛市場から撤退する人の数が多い。
ここで少子化により年が若い年代ほど人口が少なくなっていく。恋愛市場の中心年代の20-30歳に供給される女性は年々少なくなっていくことを意味する。一方で、恋愛市場で居残る男性はなかなか女性に比較して減らない。その結果、女性プラチナ年齢に対する競争率は年々高まっていってしまう
したがって、恋愛市場において年々少くなるプラチナ年齢の女性を多くの男性が奪いあうことになるのだ。
ここで、結婚で恋愛市場でリタイアする人もいるのでは?という意見あるかもしれないが、実は結婚こそがこの人口差を拡大させる。なぜならば、往々にして男性の方が結婚しても恋愛市場で残ろうとする人が多いし、男としての魅力も増すからだ。対して子供を授かった女性は、母親の役割を全うしなければならないため、恋愛市場での活躍は少なくなるのは当然だ。
拡大する恋愛格差
上記のように、年々恋愛市場において市場価値のある女性と男性の人口差が拡大していってしまう。こうなってしまうと、女性の希少価値が上がることで、女性は今よりより一層ハイスペック男子を求めるようになる。したがって、一部のハイスペ男子、つまりは一部のモテ男が多くの女性をより占有することになる。モテない人は女性が少ないためにずっとモテない、こういった状況になるのではないかと予測している。
これはあくまでも個人の予想に過ぎないが、厳しい恋愛市場において勝ち組になるために何をすればいいのか考える必要がありそうだ。
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