中年男の顔面ケア メーラーファットを押し上げろ!

第一印象を左右するのはやっぱり顔だ。中にはおじいさんみたいな人が好きな人もいるかもしれないが、そんなのは少数派だ。女子は、余裕のあるダンディでシュッとしたおじさんが好きなのだ。では、顔を老けてみさせるものはなんだろう。その1つはメーラーファット、つまり頬の脂肪が下垂することだ。この下垂が老け顔を作る。メーラーファットの下垂を防止して若々しさを維持すべし。
メーラーファットの下垂による老け顔
メーラーファット、それは頬にある脂肪の塊だ。この脂肪の塊は、老化とともに表情筋やコラーゲンの減少などで脂肪を支えきれなくなり下垂してくる。
下垂すると、どうなるか。ゴルゴ13でおなじみのゴルゴラインができてしまう。まず目の周りにある眼窩脂肪というのも下垂し、このメーラーファットと眼窩脂肪の下垂してできた窪みがゴルゴラインとなるのだ。

また下垂したメーラーファットはさらに下垂し、頬と口の境界線を作る。そう、ほうれい線だ。
そして、メーラーファットや眼窩脂肪の下垂でできたたるみ。
ゴルゴライン、ほうれい線、たるみの3点セットで一気に老け顔になってしまう。
老け顔対策のためにもメーラーファットの下垂はふさがなければならない。防ぐために大事なのは、脂肪が下垂しないよう、脂肪を支える組織であるコラーゲン、エラスチンなどの繊維や筋肉をしっかり機能させておくことだ。
コラーゲンやエラスチンの減少を抑えるのは普段の生活が大事だ。紫外線、喫煙、夜更かし、運動不足を避け、良質な栄養をとることが何より大事だ。
そして、筋肉だ。
筋トレすべし!
筋トレが男の悩みの9割を解決する。ここでも有効だ。理想のボディラインを求め、己を律し、カロリーに気を付け、筋トレに励むことにより、顔付きが変わってくる。余分な脂肪はとれ、垂れ下がる余地もない。また、テストステロンにより精悍な顔になる。
下の写真は俳優の伊勢谷友介さんの写真だ。おそらく40歳前後の時だろう。伊勢谷さんは、数年前明日のジョーの力石役をやった時、体脂肪率3%程度だったらしい。その前は15%前後程度という話なので今もそれぐらいかなと思う。大人の渋みを醸しながらの若々しさ。メーラーファットの下垂などみじんも感じられない。
目標とするところはこれだ。この精悍な顔つきは普段の努力でしか得られない。継続した筋トレにより、メーラーファットの下垂を防ぐことで、女性にもてる顔つきになろう。

顔ヨガによるリフトアップ
顔ヨガで表情筋を鍛えることにより、メーラーファットのリフトアップを紹介する。正直、表情筋トレーニングは効果が出ずらい、しかし、こつこつやればきっと違いはでてくるはずだ。
今回紹介するのは「こめかみストレッチ」だ。
「こめかみストレッチ」は側頭筋をダイレクトに引き上げることで、筋肉に本来の位置を形状記憶させる。側頭筋を引き上げるだけで、繋がっているほほや目の筋肉もひっぱられるので、目がパッチリ開いたり、二重アゴやたるみの軽減にもつながる。
顔全体が引き上がる感覚を筋肉に記憶させ続けることで、持続的に筋肉が上がるようになるのだ。これが筋肉に形状記憶をさせるメカニズムだ。

(1)右手を左のこめかみに置き、側頭部を引き上げる。目尻が上がり、ほうれい線が消える位置を探しながら、こめかみから斜め上に向って引っ張る。
この時、顔が傾かないようにする。

(2)左肩が上がらないように気を付けながら、ゆっくり頭を右に倒し、首筋を気持ちよくストレッチする。

(3)顔を傾けた方向に舌を付け根から思い切り伸ばし、「はぁ~っ」と息を吐く。舌は伸ばしたまま、鼻から息を吸って口から吐くを3回~5回繰り返す。
(1)~(3)を反対側も同様に行う。
また、鏡で時々顔の左右バランスをチェックしてみるとよい。眉の高さ、目尻の位置、ほうれい線の角度、口角の上がり具合などを確認する。
この「こめかみストレッチ」で下がっている方を多めに行なうことで左右バランスも整えるとよいだろう。
人間はシンメトリー(左右対称)なものを美しいと感じるのだ。